[Web Tool] Sky Today — 日の出・日の入り・月・星を、全天の 3D と VR で見る ブラウザ完結型 アプリ
概要
Sky Todayは、場所と日付から、太陽と月の動き、星空を見せる、ブラウザの中だけで動くアプリです。計算は、ブラウザの中で行います。入れた場所も、位置情報も、外へは送りません。
開くとすぐ、今日の日の出・日の入り・昼の長さが出ます。空の図には、そのときの太陽、月、惑星、星が並びます。もっと見たいときは、「全天(3D・VR)」を押すと、自分を中心にした全天を、ぐるっと見回せます。ふだんの画面は、それだけで足ります。困ったときは、F1 キーを押すと、使い方が出ます。
- 日の出・日の入り: 太陽の上の端が地平線に触れる時刻(大気の屈折を含む)。薄明(市民・航海・天文)と、月の出・月の入り、月齢も出ます
- 空の図: 真上を見上げた空。太陽、月、惑星、約 5000 個の星、88 星座の線
- 1 年の図: 1 年の日の出・日の入りが、1 枚で分かります。クリックで、その日に移ります
- 全天の 3D: ドラッグで見回し、星をクリックすると名前が出ます。天の川、星雲・星団・銀河、流れ星もあります
- 日付のアニメ:
Yキーで、約 15 秒で 1 年が進みます。星座が季節で動き、日の出と日の入りが変わります - VR: Meta Quest のブラウザで、全天の中に立てます
開く
インストールは不要です。下のリンクから、そのまま開けます。
Sky Today
lain-lab.com の、日の出・日の入り・月・星空のアプリ。計算は、ブラウザの中だけで行います。
lain-lab.comスタートメニューから起動
トップページのスタートメニューからも起動できます。
スクリーンショット
全体の画面
上に、日の出・日の入り・昼の長さの数字、下に、空の図、高度のグラフ、1 年の日の出・日の入りの図が並びます。
全天の 3D(全画面)
「全天(3D・VR)」から「全画面 (F)」を押した画面です。星座の線と名前、月、惑星が見えます。
日付のアニメ
Y キーを押すと、約 15 秒で 1 年が進みます。星座が季節で動き、夜の長さが変わります。
Quest の VR
Meta Quest のブラウザで開いて、「VR で見る」を押した様子です。
動画
全体の動きを、動画にまとめました。
アプリの特徴
- 通信しません: 計算も、星のデータも、3D の部品(three.js)も、このサイトから読むだけです。入れた場所や位置情報は、外へ送りません
- 検算を、取ってあります: 日の出・日の入り・薄明・月齢の計算には、検算のテストがあります。月の出・月の入りは、計算ライブラリを信頼していて、独立には確かめていません
- 1 年が 1 枚で分かります: 夏に昼が長く、冬に短いこと、高緯度の白夜と極夜も、帯の形で見えます
- 3D で、自分を中心に見回せます: 星をクリックすると、名前、等級、色、いまの高度と方角が出ます
- 見た目も、作りました: 星は、色指数(B−V)から色を決めています。地平線のあたりは、明るく霞みます。天の川、星雲・星団・銀河、流れ星があります
- 日付と時刻を、動かせます: キーボードで、時刻は 10 分ずつ、日付は 1 日ずつ。
Yで 1 年のアニメ - VR にも、対応しています: スティックで空を回し、上下で時間を進めます
- ふだんの画面は、シンプル: 3D の操作は、キーボードに寄せました。探すときは、
F1です
まず試す
- Sky Todayを開きます。今日の日付と、東京の結果が、すぐ出ます。
- 上の数字(日の出・日の入り・昼の長さ)を見ます。
- 「現在地」を押します(許可が要ります)。または、緯度と経度を入れます。
- 右下の「1 年の日の出・日の入り」のグラフを、クリックします。その日に移ります。
- 「全天(3D・VR)」を押して、ドラッグで見回します。星をクリックしてみます。
Fで全画面にして、Yを押します。1 年が、約 15 秒で進みます。Nで、いまに戻ります。
入れた場所は、このブラウザに保存されます。日付は、毎回「今日」から始まります。
画面の見方
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| 上の数字 | 日の出、日の入り、昼の長さ。薄明、月の出・月の入り、月齢も出ます |
| 場所・日付 | 緯度、経度、標高、時間帯、日付。◀ ▶ で 1 日ずつ動きます |
| 空の図 | 真上を見上げた空。中心が真上、外側の円が地平線。上が北、左が東です |
| 高度のグラフ | 1 日の、太陽と月の高さ。クリックかドラッグで、その時刻に移ります |
| 1 年の図 | 横が 1 月〜12 月、縦が時刻。明るい帯が昼です。黄色の破線が今日、緑の線が選んだ日です |
| 全天(3D・VR) | 自分を中心にした全天。「平面図」で、戻ります |
使い方
1. 場所を入れる
「緯度」「経度」を入れて、Enter を押します。北が +、南が −、東が +、西が − です。
| 場所 | 緯度 | 経度 |
|---|---|---|
| 東京 | 35.68 | 139.77 |
| ロンドン | 51.51 | −0.13 |
| シドニー | −33.87 | 151.21 |
「現在地」を押すと、ブラウザの位置情報で入ります。許可が、要ります。
2. 日付と時刻
「日付」で選ぶか、◀ ▶ で 1 日ずつ動かします。過去も未来も、計算できます。「今日」で、戻ります。
開いた直後は、今の空で、15 秒ごとに時刻が進みます(図の上に「● リアルタイム」と出ます)。日付や時刻を動かすと止まります。「いま」で、戻ります。
3. 時間帯
| 選択肢 | 意味 |
|---|---|
| このPCの時間 | PC の設定です。夏時間のある地域なら、切り替わる日に、グラフに段差が出ます |
| 日本時間 | 日本標準時で固定です |
| UTC | 協定世界時で固定です |
| 現地の太陽時 | 経度から決めた概算です(経度 15° ごとに 1 時間)。国や夏時間の決まりは、入っていません |
別の国の場所を見るときは、時間帯に注意してください。
4. 1 年の日の出・日の入りの図
クリック(またはドラッグ)すると、その日に移ります。高緯度では、1 日中沈まない白夜、昇らない極夜の期間が、全部明るい・全部暗い帯として出ます。例: 北緯 69.65°、東経 18.96°(ノルウェー・トロムソ)の 6 月と 12 月で、見比べられます。
5. 空の図
破線は、その日の太陽の通り道です。夏は高く長く、冬は低く短い弧になります。日付を変えて、見比べてみてください。昼は、星をうすく描いています。実際は、太陽の光で見えません。星座や名前は、図の下の 2 つのチェックで消せます。
6. 全天の 3D
「全天(3D・VR)」を押します。最初に見える正面は、南です。
- ドラッグで見回し、ホイールで拡大・縮小します
- 星をクリックすると、名前(名前のある星だけ)、等級、色、いまの高度と方角が、左下に出ます。何もない所をクリックすると、消えます
- 「全画面 (F)」で、画面いっぱいになります。左上に時刻、下に操作のヒントが出ます
| キー | 動作 |
|---|---|
F | 全画面 / 戻る |
← → ↑ ↓ | 見回す |
+ - | 拡大・縮小 |
, . | 時刻を 10 分戻す・進める(Shift で 1 時間) |
[ ] | 日付を 1 日戻す・進める(Shift で 10 日) |
Y | 1 年のアニメ(約 15 秒で 1 年)。もう一度 Y、または何かキーで止まる |
M | 天の川と、星雲・星団の表示・非表示 |
S | 流れ星の表示・非表示(初期値は非表示) |
N / Home | いまに戻る(リアルタイムで動く) |
Esc | 全画面から戻る |
F1 | ヘルプ |
入力欄を触っているときは、キーは効きません。
7. 3D の見た目について
- 星の色: 星ごとの色指数(B−V)から決めています。明るい星ほど、大きく、にじんで見えます
- 天の川: 銀河面から計算した、模式図です。写真の再現ではありません
- 星雲・星団・銀河: アンドロメダ銀河、すばる、オリオン大星雲、二重星団など、代表的な約 40 個です。位置と大きさは、代表値です
- 流れ星: 飾りです。夜だけ出ます。流星群の時期は、その放射点から流れます
- 太陽と月: 見つけやすいよう、実際より大きく描いています
8. VR と MR
Meta Quest などのブラウザで、このページを開いて、「全天(3D・VR)」から「VR で見る」を押します。ボタンは、VR を使えるブラウザでだけ出ます。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| スティックの左右 | 空を回す |
| スティックの上下 | 時間を進める・戻す |
| A ボタン | 今に戻る |
「MR で見る(パススルー)」は、現実の景色に、星空を重ねます。向きが分からないので、始めたときに向いていた方向が「北」になります。月や太陽、明るい星が見える時は、スティックで回して、本物に重ねて合わせてください。部屋の中だと、天井や壁で空が遮られ、不自然に見えます。外で使う想定です。
対応していないもの
| 内容 | 扱い |
|---|---|
| 天王星・海王星、人工衛星 | 入っていません。惑星は、水星・金星・火星・木星・土星です |
| 等級 6 より暗い星 | 入っていません。約 5000 個です |
| 星雲・星団・銀河の網羅 | 代表的な約 40 個だけです |
| 地形や建物による、日の出・日の入りのずれ | 計算に入っていません。平らな地平線を想定しています |
| 国ごとの夏時間の決まり(「現地の太陽時」) | 入っていません |
| 実際の星空との照合 | 夜空と並べての確認は、していません |
| 屋外での MR | 確かめていません |
| スマートフォンでの動作 | 確認していません。専用の設計は、していません |
| Chrome 以外(Firefox、Safari)での動作 | 確認していません |
注意事項
- 動作の確認は、実機(Windows の Chrome と、Meta Quest のブラウザ)で行いました。数字の表示、空の図、1 年の図、全天 3D、星のクリック、天の川、星雲・星団、流れ星、日付と 1 年のアニメ、VR は、動くことを確認しています
- 日の出・日の入り・薄明・月齢の計算は、検算のテストで確かめました。月の出・月の入りは、独立には確かめていません
- 日の出の時刻は、太陽の上の端が地平線に触れる時刻です。大気の屈折を含むため、そのときの太陽の高度(屈折を含まない値)は、約 −0.8° と表示されます
- 星雲・星団・銀河の等級と大きさ、流星群の放射点と極大の時期は、記憶をもとに入れた値で、一次資料と照らしていません。飾りとして見てください
- 天の川は、模式図です。実際の夜空と比べて、同じに見えるかは、確かめていません
- 山や建物で見える日の出・日の入りの時刻は、変わります。標高や場所の入力も、確かめてください
- 昼でも星を描くのは、位置を知るための表示です。実際は、見えません
- 高緯度や、白夜・極夜の期間は、「—」や「沈まない」と表示されます。故障ではありません
- 3D を開くと、3D の部品(約 670 KB)を、このサイトから読み込みます
よくある質問 (FAQ)
Q. 通信されますか。
A. 外へは、送りません。計算は、ブラウザの中で行います。入れた場所も、位置情報も、送りません。3D の部品も、このサイトから読むだけです。
Q. 初期値の場所は、どこですか。
A. 東京です。変えた場所は、このブラウザに保存されます。
Q. 現在地が取れません。
A. ブラウザの許可が要ります。アドレスバーの鍵マークから、位置情報を許可してください。または、緯度と経度を入力してください。
Q. 日の出が「—」や「沈まない(白夜)」になります。
A. 高緯度(北極圏・南極圏)では、夏に太陽が沈まない日、冬に昇らない日があります。故障ではありません。
Q. 月の出や入りが「—」になる日があります。
A. 月の出や入りは、約 50 分ずつ遅れるため、ない日があります(日付をまたぐため)。高緯度では、1 日出っぱなしの日もあります。
Q. 実際の日の出の時刻とずれます。
A. 標高、時間帯、場所の入力を確かめてください。計算は、地形のない平らな地平線を想定しています。
Q. 昼なのに、星が出ています。
A. 星の位置を知るための表示です。実際は、太陽の光で見えません。
Q. 星をクリックしても、名前が出ません。
A. 名前のある星だけに、名前が出ます。名前のない星は、等級、色、高度と方角だけが出ます。ドラッグで見回しているときは、反応しません。
Q. 3D の天の川は、実際の天の川ですか。
A. 銀河面から計算した、模式図です。写真のような再現ではありません。Mで消せます。
Q. 流れ星が出ません。
A. 初期値は、非表示です。Sを押してください。夜だけ出ます。
Q. 月と太陽が大きすぎます。
A. 見つけやすいよう、実際より大きく描いています。実際は、どちらも約 0.5° で、指 1 本分より小さいです。
Q. VR のボタンが出ません。
A. このブラウザが VR / MR に対応していないか、https ではない(自分の PC のhttp://localhost以外の http)ためです。Quest では、公開しているサイト(https)で開くのが確実です。
Q. MR で、星空が部屋の壁で遮られます。
A. 部屋の中では、そうなります。外で使う想定です。
Q. 3D の操作が、効きません。
A. 入力欄を触っていると、キーは効きません。画面の空いている所をクリックしてから、押してください。
技術記事
計算の方法、検算、3D の作り、VR の確かめは、技術記事にまとめています。
[Astro] #186 Sky Today — 太陽・月・星を計算して、全天 3D と Quest の VR で見る日課アプリ
場所と日付から、太陽と月の時刻・位置、星空を計算して見せる、ブラウザだけで動くアプリ「Sky Today」の実装記録。
lain-lab.com更新履歴
| バージョン | 日付 | 内容 |
|---|---|---|
| v1.0 | 2026/10/22 | 初回公開(日の出・日の入り・薄明・月、空の図、1 年の図、全天 3D、天の川・星雲・星団・流れ星、日付と 1 年のアニメ、Quest の VR・MR、F1 ヘルプ) |
クレジット
- 太陽・月・惑星の計算は、astronomy-engine(MIT)です
- 星のデータ(Hipparcos 星表)と星座の線は、d3-celestial(BSD-3)です
- 3D の表示は、three.js(MIT)です。このサイトに置いて、読み込んでいます
- 画面、日の出・日の入りの組み立て、天の川、星雲・星団、流れ星は、自作です
「Sky Today」は、個人の制作物です。